初詣でのベビーカー自粛について思うこと

f:id:papaopao:20170106030348p:plainwww.j-cast.com

について。

 既に問題提起した方とお寺さんとでは意見交換があり、当事者間では納得して良い方向に向かっているということなので、外部がどちらかをとやかく責めたりする必要はないだろうと思う。

 

 あと、混雑してるところに赤ちゃんを連れて行くのは、連れて来たのは止むに止まれぬ事情があったのだろう、と思うことにしており原則的に自分は気にしない。ただ、冬場についてはベビーカー云々というよりはインフルエンザ等の感染症の問題がありそうなので基本的に反対である。

 

 それはともかくとして、j-castの記事については、下の二点について、んーよく分からない、という感想。

  • ベビーカーに乗った小学五年生は本当にいたのか
  • 「警察からの要請」とはどのような要請だったのか

一つ目については、

  1. 一般的なベビーカーの重量制限が15kgに対して、体重34kg前後の小学五年生が重量・サイズ的に乗れるのか。(30kgまでのベビーカーもあるにはある)
  2. 知り合いが見ているかもしれない中で、小学五年生は果たしてズル目的のベビーカーに乗ることに我慢できるのか。
  3. わざわざ混雑の中で参拝に向かうような信心深い人が、いかにも罰当たりそうなことをしてまで参拝をさっさと済ませようとするか。

がどうしても疑問に残る。遊園地とかならともかく、寺社仏閣でやるってのはちょっと想像しづらい。ただ、これは寺の嘘だ、というよりはバギータイプの車椅子を見間違えたのではないか、とするとしっくりくるように思える。

日進医療器株式会社|子供用車いす・バギー

http://www.wheel-chair.jp/nissinpdf/pigleotp.pdf

 とすると、そのあとの「駆け回った」という表現がおかしい気もするが、例えば知的障害があり、歩行や走ったりの運動は可能だが、迷子の危険性があったり移動意欲が少なくてむずがったりので、長距離や人ごみを移動するときは車椅子を使用しているというようなことも考えられる気がする。初詣くらいは自分の足でさせてあげたいorしてほしい、と思う親心があっても不思議ではない。障害のある子供を持つ親同士の繋がりもあるだろうから、車椅子でも連れて行きやすい寺は口コミで広まることもあるだろう。

 まあ、知的障害に詳しくないので、実際にそういう車椅子の運用を行なっているのかなどあくまでも想像ではあるが、僕にはベビーカーに乗った小学五年生よりは、よっぽど子供用の車椅子をベビーカーと見間違えた、と言う話の方が真実味がある気がする。

 実際のところ、それがどちらでも混雑した場所での車椅子やベビーカーの困難さの問題はまあ残る。ただ、電車でも妊娠してたり持病があるけど見た目に分からない人が優先席に座りづらい問題とかあるわけだし、それを安易にマナー問題と捉えるのはなんとなく危険に思える。

 

 二つ目は、「警察からの要請」が曖昧でどのような要請で「ベビーカーの自粛を呼びかける」結論に至ったのか、せっかく調べたならそこも詳しく書いて欲しかった。要請が「ベビーカーの自粛を呼びかける」だったのか、「敷地内でベビーカーを減らすようにしてほしい」だったのか、「とりあえず現状よりなんとかしてほしい」だったのか、で印象がだいぶ異なるように思える。

 

 なんにせよ、こういう話は解決が難しいなあ、と思う。先日もウィルチェアラグビーの大会を見に行ったが、体育館の床面には傷がつかないように広いマットが何重かに敷いてあって、その手間の大きさや費用負担の大きさ、練習場所の確保の難しさが想像出来た。寛容の言葉だけで簡単に解決できるものではないよねぇ、と思う。

 まあせめて、赤ん坊を連れて来こなければならなかった母親の、自粛要請を出さなければならなかった寺側の、名も知らない隣人の事情をそれぞれ慮って、自分が譲れる時は常に譲る、と思うくらいの余裕は持っていたいところだ。